要調整・社内研修会のスケジュール化

研修の規模によって調整内容は異なる

社内での研修会を考える際、企画サイドは受講者のスケジュールや状況をあまり考慮せずに進めてしまうことがあります。 自分たちの都合に合わせて、研修時期や場所、方法を考えがちなのです。

部門内で自己完結するような限定された研修や勉強会なら、そういうやり方も通用します。しかし、複数の部門から参加してもらうような研修会であれば、事前の調整が必要になってきます。

あなたが全社的に研修企画を統括する部門の所属でなければ、まず所管部門に研修スケジュールを確認することから始めましょう。

新入社員研修、階層別研修など、毎年実施するような定番の研修会もあります。また、年度ごとにスポット的な研修が組み込まれるケースもでてきます。これらの研修会と、企画しているものが時期的にかぶってくることは、あまり好ましくありません。各部門の日常業務に支障をきたすような日程では、参加者も限定されてしまいます。

できるだけ、研修時期が重複しないように配慮しましょう。

各部門の繁閑度合いもチェック

1年間を通してみると、各部門ごとに忙しい時期と余裕のある時期があります。営業なら、売上が伸びる時期は忙しいでしょうし、財務部門は決算前後が、人事なら新卒採用のタイミングは繁忙期になります。

研修を企画する際には、”部門の事情”を把握した上で、スケジュールに落とし込むようにすれば、運営もスムーズにいきやすくなります。

あくまでも、”参加者あっての研修会”であることを、忘れないようにしましょう。