意味不詳ワード収集で社内研修ネタ

仕事を円滑にする”用語の知識”はあいまい

社内研修用のネタとして役立つもののひとつに「用語」があります。新入社員が仕事で戸惑う要因として、"知らないことば"が大きなウェイトを占めます。その対策として多くの企業で新入社員研修の際、業界用語や専門用語、社内用語などについて教えています。

ことばや用語というものは、知っているかいないかが大きい知識的なものです。ですから、まったく聞いたこともないようなことばだと、皆目見当もつかない場合もあります。その一方、 普段よく耳にはするけれど、説明しろと言われたら尻込みしてしまう意味不詳のことばがあったりもします。

みんながあたり前のように使っていて、今さら意味を聞きにくいと思っていることばや用語のある社員は多いはずです。社員全員がことばの意味を正しく理解して仕事に取り組めば、組織としてのベクトルが合いやすくなります。

わからない用語の集め方

さて、社員の方がよくわかっていないことばや用語をどうやって見つけたらいいでしょうか。まず最初におすすめするのは、社内資料からことばと用語をピックアップすることです。社員みんながよく接する社内資料からキーワードを書き出していくだけでも、かなりのボリュームの用語がでてくるでしょう。

これをベースにした全社一斉の用語テストを実施し、社員の用語に対する理解度をチェックします。用語の意味を記述式で書いてもらえば、どれだけ正しくわかっているかが確認可能で、傾向が見えてくるでしょう。

また、”意味を知りたいことば”を社内公募するのも一つの方法です。投票箱を社内のどこかに一定期間置いておき、紙に書いて無記名で入れてもらいましょう。名前を出さなくてもいいのであれば、投票もしやすくなります。

用語の社内研修への活用方法

せっかく集めた用語ですから、これを社員を教育するための社内研修にいかしていきましょう。すぐに着手しやすいのは、「社内用語集」、「業界用語集」などの作成です。これを社員教育の定番テキストとして利用するとともに、新たな用語を随時追加し全社員が常時閲覧できるようにします。

また、定期的に確認テストを実施して、覚えた用語やことばを忘れないようにすることも大切です。何パターンかの短い問題を作成しておき、組み合わせを変えることで違うテスト問題にして実施するといいでしょう。

いろいろオリジナルな方法を考えて、実践してみてください。