パワポで1万円台のeラーニング
研修資料作成の定番ソフト
マイクロソフト社のプレゼンテーションソフト「パワーポイント」は、研修資料作成の際にもよく使われるソフトです。本格的なeラーニングシステムとも親和性がよく、パワーポイントのファイル形式
を変換して研修のコンテンツとして活用できるものが多くあります。
システムを構築したり、外部のeラーニングシステムを借りれば受講履歴を確認したり学習の進捗管理をしたりと、便利な機能を利用できますが、コストがわりとかかるので、導入をあきらめているケースもあります。
そんなときには、パワーポイントで作成した研修資料をデータのまま配布し、簡易的なeラーニングとして運用してみればいかがでしょうか。
シンプルな研修システム
パワーポイントで研修資料を作成するには、有償(一万数千円程度)の「パワーポイント2007(2010)」が必要です。研修コンテンツを作成する人のパソコンにはインストールしておきましょう。
資料が完成したら、マウスのクリックで研修スライドが変わっていく「スライドショー」のファイル形式(.ppsx)で保存します。このデータをサーバーにアップするか、CD-ROMやUSBメモリーなどにコピーして配布します。当然、メールで送ることも可能です。ただし、ファイル容量には気をつけてください。大きな画像などを貼り付けていると、メールで送れない場合もあります。
受講者のパソコンに「パワーポイント2007(2010)」がインストールされていれば研修ファイルを開いて学習できます。もし入ってなくてもマイクロソフト社から無償配布されている「PowerPoint Viewer 2007」をダウンロードしてインストールすれば、パワーポイントのファイルを見られるようになります。
マウスをクリックするだけでスライドが順番に変わっていきますので、パソコン操作に不慣れな人でもわりととっつきやすいでしょう。
パワポのスライドはこんな感じ
パワーポイントのスライドショーは下記のように研修のスライドが、クリックするたびに一枚ずつ変わっていきます。
また、スライドショーはそれぞれのスライドの表示時間を設定することもできますので、スタートすればあとは自動でスライドが変化していきます。