営業マンに携帯eラーニング

忙しくても携帯は見られる

営業職の人は外出しての得意先まわりが多く、内勤者とくらべると能力開発や人材育成の時間をとりにくい現状があります。自己学習がメインのeラーニングについても、帰社してから取り組むと退社時間が遅くなってしまいます。

在社時に研修時間がとりにくいのであれば、営業時間を活用することを考えてみましょう。営業の内容にもよりますが、外まわりの時間がすべて忙しいかというと、細かな空き時間はあるものです。電車での移動時間、お客さまを待っている時間、次のアポイントまでの時間、予定変更になり空いた時間などを利用したミニミニ研修なら実現可能です。

反対にミニミニ研修の方が、営業マンにはマッチしているかもしれません。短時間の学習なら取り組みやすく、継続もしやすいものです。携帯電話であれば常に持っていますし、すぐに使うことができます。

携帯を使ったeラーニングの方法は?

携帯電話は通話、Web閲覧、メールが主な機能ですが、メール機能を活用するのがコストも増えず、すぐに始められるいい方法です。

eラーニングというと、身構えてしまう営業マンもいるかと思われます。あまりたいそうに考えず、ライトな内容にするのがうまくいくコツです。

営業の年間方針や月の課題を定期的にメールするだけでも、意識が違ってきます。売上や受注進度のデータがとれるのであれば、その都度発信してあげましょう。

メールを見るのに1分もかかりません。営業マンがつい抜けがちになるようことを気づかせるのは重要なことです。キャンペーンやセールなど、イベント事が重なっていると、説明を忘れたりするものです。

業界情報配信も立派なeラーニング

円滑な営業活動をするためには、お客さまが関心を持たれる話題を提供する必要があります。本来は営業マン自身が自らアンテナを張って、情報を得るべきなのですが、日常業務に忙殺されてそこまでの余裕がない人もいます。

スタッフが情報を集めて、営業マンにメールで一斉送信すれば効率的です。株価、円相場、商品相場、金利、業界他社情報、その日のトピック等々、必要と思われる情報をピックアップしましょう

携帯eラーニングでプチテスト

携帯電話を使ってテストをしようとする場合、Webサイトに問題を入れたプログラムを用意する必要があります。インターネットへのアクセスにも費用が発生し、あまり好ましい方法とは言えません。

携帯でやれる時間も限られていますから、テストもメールを使って実施しましょう。出題は1問1答形式で、即答できるような短い問題を作ります。内容は自社商品・サービスの特長や仕様に関するものでも、マーケティングや財務的なものでもいいので、必要に応じて用意しましょう。長すぎる出題はさけ、できるだけコンパクトな問題にしてください。

出題方法はメールで出題し、すぐにメールで返信(解答)してもらいます。空き時間ができたときに、営業マンからスタッフに連絡してスタートすれば、スムーズです。

スマートフォンでどこでもeラーニング

今後、携帯電話からスマートフォンに切り替えていく企業が多くなると予想されています。

携帯と違い画面も大きく、一度に見られる情報量は多くなります。営業にいかせる資料やデータの閲覧もしやすくなります。

定額制で契約すれば、通信料を気にせずインターネットに接続でき、スマートフォンがeラーニングの可能性をさらに進化させてくれるでしょう。

スマートフォンでeラーニング