パソコン裏ワザ社内公募で研修ネタ

即効性の高い研修メニュー

社員教育の1つとして、研修メニューにぜひ取り入れてもらいたのが、パソコンの"裏ワザ"活用法です。即効性も高く、社員さんも関心を持ちやすいメニューですので、受け入れやすいコンテンツになります。

今やビジネスでまったくパソコンを使わずに仕事をすることは、珍しくなっています。日々のパソコン操作を通じて、自分たちの仕事を効率化させるための"裏ワザ"がどんどん蓄積されています。せっかく便利に使える"裏ワザ"も社内で他の人に"伝授"される機会は少ないものです。

パソコン操作は我流で覚えることが多く、作業効率を高めるショートカットキーをまったく使っていない人もいます。パソコン熟練者でも意外に知らない"裏ワザ"があったりしますので、会社や組織全体の業務改善にも大きく貢献します。

パソコン"裏ワザ"の集め方

業務でパソコンを使う社員全員に、自分の"裏ワザ"を出してもらいます。最低1つ以上出すことを義務づけます。複数出してくれる人も出てきますので、その場合はランクづけしてもらうようにしましょう。できればどんな風に便利なのかコメントをもらえるとわかりやすくなります。

社内公募だけでも相当数の"裏ワザ"を集まると思いますが、分類の過程で重複分を除いていくとかなりしぼられてきます。

研修方法

パソコン操作が不得手な人に対しては、集合研修でパソコンを実際に操作してもらいながら覚えてもらうのが一番です。時間と手間のかかる方法ですが、初級者を対象にする場合は必要なことです。

ある程度パソコンを扱える中級以上の人には、情報提供だけで自習してもらいます。社内のイントラネットや共有サーバーなどで”裏ワザ”を閲覧できるようにしておきます。環境がない場合はCD-ROMやUSBメモリにパワーポイントで作成した”裏ワザ”のやり方をコピーして配布するか、紙に出力したものを送付しましょう。

”裏ワザ”に「おすすめ度」の目安があると、受講者側もわかりやすくなります。「A・B・C・D・E」でランキングするのもいいですし、「必須」、「超おすすめ」、「時間短縮」、「特殊ワザ」などと冠をつけてイメージしやすくするのもいいでしょう。

また、一度だけの研修や情報発信ではすぐに忘れてしまうので、継続的に”裏ワザ”情報を伝えていくことが大事です。社内もメールマガジンとして発信するのも有効です。

研修効果を高まるために利用者の声を公開

”裏ワザ”を活用した効果を利用者から集め、それを社内に公開していくようにしましょう。具体的な効果がわかれば、他の社員も活用してみようという意識が高まりやすくなります。

研修のネタは継続的に”自動収集”

パソコンを活用する社員が増えてくれば、新たな”裏ワザ”が出てくる確率が高くなっていきます。便利な方法、効率的なやり方を見つけたら、社員自ら情報提供してくれるような仕組みを作っておくと、研修ネタが自動的に集まってくるようになります。

提供された”裏ワザ”には主催者側のコメントをつけて社内公開すれば、提供者のモチベーションも高まります。

たった一つのショートカットキーが、劇的に業務を効率化させることがあります。IT活用の底上げを目指しましょう。